始めに

リベラル株式会社様は、ラディックス株式会社の特例子会社としてOA・通信機器販売事業、中古OA機器リファイニング事業等を展開されています。再生OA機器を生産するリファインニング事業には障がい者の方々が戦力として活躍されており、オペレーション教育のためにCOCOMITEをご活用いただいています。
COCOMITEの導入効果や今後の展望について、佐久間様、山本様へお話を伺いました。

COCOMITE導入の背景

佐久間様「もともとマニュアルは個人個人が各自のPCに保持していたため、マニュアルは作っていったものの必要な時に必要なものを見つけ出すことができませんでした。また、知識や技術が属人化されており、共有されていないことに課題を感じていました。担当者が休み、または不在の場合、他に作業を実施できる人がおらず作業が滞ってしまいます。誰でも作業ができるようにナレッジを集め教育を行いたいと思いCOCOMITEを導入しました。」

COCOMITE導入の決め手

佐久間様「一元管理ができる、というのが一番の決め手になりました。当社は戦力として障がい者雇用をしており、中古の商品を障がい者の従業員が1台1台丁寧に清掃し、整備して、お客様にお届けしています。以前の運用では、見るべきマニュアルがバラバラに管理されていたため、作業時に複数資料をバラバラと見せながらOJT教育を行っていました。COCOMITEでは最新版のマニュアルを１つのプラットフォーム上で作成・管理ができるので、より効率的に教育を実施できるようになりますし、教育される側も理解しやすくなります。またマニュアルの体裁も作り手によって異なっており、わかりにくい状態でしたが、フォーマットが決まっていて、わかりやすいマニュアルを誰でも作れるようになったことも決め手の一つです。」

COCOMITEの導入効果

佐久間様「マニュアルって作るのが難しい面倒なものだと思っていましたが、感覚的に操作し簡単にマニュアルを作成できるようになり負荷が減りました。ExcelやPowerPoint、Wordなどで0からマニュアルを作るのは、結構大変でした。」

山本様「障がい者のレベルによって、マニュアルを別に作る必要が出てくる場面もあります。COCOMITEで作ったマニュアルを簡単にコピーして、画像を変更したり文字の大きさを変えたりなど、少し手直しするだけで出来上がってしまうので作成の工数は削減できたと思います。」

山本様「以前は障がいのある従業員に教育する時には、ラミネートされた紙資料を準備しておいて、それを利用しながら操作説明などを実施していました。今はCOCOMITEをデジタル上で閲覧してもらう方式に変えているのですが、作業を教えていなくてもPC画面でCOCOMITEを見ながら操作ができてしまった、ということがありました。詳細な教育を実施しなくても、マニュアルのステップに沿って作業することができるのは驚きでした。」

マニュアル運用で大事にしていること

佐久間様「わかりやすくつくる、誰が見てもわかる、というものを作るのを大切にしています。例えば、オンライン上に商品の写真をアップロードすることがあるのですが、どの角度で撮影すべきか、傷などはどのように写すか、などを細かく説明しており、誰でも作業できるように作成しています。COCOMITEには写真を多く添付できるので、これによりわかりやすいマニュアルを作成できています。

また、作成したマニュアルは、その作業内容を知らない人に試してもらい、作業を完了できるかを確かめることも実施しています。もし作業が完了できなかった場合はマニュアル内容を修正し、より正確なマニュアルを作成しています。」

今後の展望

山本様「『〇〇さんがいないと作業ができない』を0にしたいと思っています。世代交代をしても、新しい人に引継ぎをし、誰が来ても今と同じレベルで作業や運営ができるようにするため、ベテランのナレッジをCOCOMITEに蓄積させていっています。事業伝承、技能伝承、会社の理念や教育方針などもまとめていきたいと思っています。」

佐久間様「お客様からOA機器の機能問い合わせが多くあります。COCOMITE上で「よくある質問」などを作成して、自社のECサイトにリンクさせることも取り組めたらいいなと思っています。」