COCOMITEの導入効果

宇治様 「社内の共通認識として、動画で表現して説明した方が分かり易いという考えが以前より定着しています。色々な部署が周知したいことを動画で用意し、COCOMITE上にアップするようになってきています。

また工場ですから、安全管理や安全教育がとても重要です。COCOMITEで安全教育動画を作成、公開して、Formsにてアンケート集計を行うように繋げたりなど、自発的に工夫して運用する動きも出てきています。マニュアルツールとしての活用だけではなく、動画起点での情報共有ツールとしての活用も社内に広まってきているようですね。」

マニュアル運用で大事にしていること

宇治様 「基本的に手順書の動画作成スケジュールについて 「いつまでに ここまで作りなさい」 というような強制はしていません。「現場のニーズやタイミングに合わせて作り込んでいって下さい」 と社内には伝えています。

具体的には、COCOMITE運用推進体制を作る→４工場で其々に “運用者” を1人ずつ配置→各工場の生産ラインや課に “推進者” を人員配置→「“運用者” と “推進者” で協力して、所属メンバーと共に手順書を作成して下さい」 と体制を整え作成を促しました。」

横山様「ただそれだけでは、どうしても現場担当者のスキルや業務量によって作成度合いに差が出てしまうので、“活用促進キャンペーン”を企画しました。

“活用促進キャンペーン”は 「自分が作成して自信があるものをエントリーして下さい」という形で実施しました。日頃作りためた手順書を応募してもらい、それを全社公開し、投票制でアワード受賞の手順書を決定しました。社内での表彰の機会に、上位の手順書を表彰しました。ポイントは “受賞者” と “投票者” どちらにも報奨を用意したところです。マニュアルを作る側も、マニュアルを閲覧する側も、改めて「良いマニュアルとは？」を考えるきっかけになりましたし、マニュアル運用へのエンゲージメントが高まったと感じます。」

・受賞者：報奨金
・投票者：トップになった動画を選んだ人にも抽選で報奨

今後の展望

宇治様 「“手順書作成”への関心を、いかに社内で引き続けるのかが次のチャレンジであると考えています。手順書の公開は全社にしていますが、COCOMITEを活用している部署はまだ限られています。工夫次第では、様々な活用方法があるので、もっと関心を持って頂き、COCOMITE活用部署を増やしたいですね。“理解を得て広めていきたい” と考えています。」