株式会社未来屋書店様 導入事例“人に聞く”から“調べる”へ。マニュアル検索性向上で問合せ大幅削減*&OJT効率化
~文章×画像様式が自社にフィット、5階層構造とキーワード検索で800件超の情報も一元管理&迷わない~

未来屋書店様では、店舗の業務標準化を推進するため、マニュアル作成・管理サービス「COCOMITE」を導入。自己解決力の向上により、店舗から本部への問い合わせの内、レジ関連メニューでは問い合わせの件数が半減*など、成果が現れています。今回は、COCOMITE導入推進された営業企画部 松崎様・國松様、COCOMITEを店舗現場で利用推進されている名取店 澁谷様にお話を伺いました。

*店舗から本部へのレジに関する問い合わせ件数(28件→14件/2024年と2025年の5月で比較)

株式会社未来屋書店ご担当者様

まとめ

  • お客様名
    株式会社未来屋書店
  • 業種
    流通グループ「イオン」の書籍専門店
  • 課題
    店舗ごとの業務ばらつき、マニュアル更新不足による形骸化
  • 目的
    マニュアルの一元管理で店舗業務標準化。店舗生産性と自己解決力を向上。
  • 効果
    店舗から本部へのレジに関する問い合わせ件数 50%減(28件→14件/2024年と2025年の5月で比較)。 店舗内での問合せ数も半減、問合せ内容の質改善で1件当たりの対応工数1/3に(名取店での実績)。 店舗での検索性と本部でのマニュアル更新性が向上。
インタビュー風景

導入前の課題

マニュアル整備による業務標準化で、店舗生産性向上へ

営業企画部の松崎様・國松様は、持続可能な書店運営のため、生産性向上をミッションに掲げ、COCOMITE導入を推進されました。

松崎様:チェーンストア運営におけるオペレーションのばらつきは以前から課題でした。200店舗近く展開する中で、マニュアルは存在していたものの浸透せず、店舗ごとの独自ルールが課題となっていました。セルフレジ導入後、本格的にマニュアルツール導入検討を開始しました。従来はPowerPointやPDFでマニュアルを作成・更新していましたが、5〜10年未更新のものもあり、古い情報が混在していました。結果として、店舗ごとに独自マニュアルが作られ、オペレーションのばらつきが生じていました。これらの課題解消のため、マニュアルツール検討を始めました。

導入の決め手

自社運用に最適な仕様

複数ツールを比較した結果、COCOMITEが最も自社に適していると判断されました。

國松様:検討した他ツールと比較した結果、COCOMITEは劣っている点がありませんでした。その上、リーズナブルな価格設定であったことが決め手の一つです。具体的には、COCOMITEの「文章で言語化+画像等で補足」という様式が、弊社で持つテキストベースのマニュアルに適していました。文字文化が根付いている我々書店業態にもマッチしており、文字の色変更や装飾などができる自由度の高さも魅力でした。

検索性や管理の面でも評価いただいています。

國松様:検索したキーワードがハイライトされ、該当箇所まですぐにたどり着ける点が便利です。最大5階層のフォルダ構成が、部門横断での利用や800件以上のマニュアル管理に適していました。
また、導入検討中もリアルタイムで機能アップデートがあり、成長するサービスだと実感しました。実際導入後に、印刷用PDF出力時の改訂履歴非表示の要望を出し、対応いただきました。

インタビュー風景
インタビュー風景

活用されるマニュアルの運用づくり

約3ヶ月でCOCOMITEにマニュアル移行、作成ルールで品質担保

営業企画部様中心に、約800件の既存マニュアルを優先順位と内容を踏まえてCOCOMITEへ移行されました。

松崎様:作成ルール(丁寧語の使い方、強調色など)を定め、誰が作成しても品質を担保できるようにしました。進捗表で管理しながら約15名で移行を進めました。AIデータ移行機能も活用し、効率的に作業を進行しました。店舗で使うマニュアルである「基本共通業務基準書」は営業推進部でほぼ全て整備しました。進捗管理する立場である自分たちが、当然一番手も動かすべきだと思っていました。店舗には店長用と店舗スタッフ 用のアカウントを配布し、閲覧環境を整えています。
【導入の流れ】
・2024年12月~2025年2月:既存マニュアル移行・作成
・3~5月:店舗展開・初期フィードバック収集
・6月~:本格運用

検索しやすくする工夫

國松様:一部PDF等のファイルをアップロードしているマニュアルもあるため、マニュアル概要欄にキーワードを記載し、検索時にヒットしやすくしています。発注書や申請書など現場で使う書類一式を格納したマニュアル・フォルダも整備し、利便性を向上させています。

店舗のフィードバック収集→1週間以内に一次回答を徹底

COCOMITEのコメント機能を活用して、店舗からの改善要望を収集されています。

國松様:基本的に1週間以内に一次回答するよう徹底しています。「意見を反映してくれる。また何かあったらフィードバックしよう。」と安心感が持てる運用を構築しています。また、新規マニュアル作成要望は「外部共有リンク」機能に設置したフォームで受付しています。

導入の効果

店舗から本部への問合せ件数50%削減

COCOMITEを導入してから、マニュアルへの検索性が改善し、本部への問い合わせ数が半減、また問い合わせ内容の質にも変化がありました。

國松様:以前は店舗側で不明点があると、店長に聞くか、本部に電話で確認しており、即時解決が難しいケースもありました。COCOMITE導入後は「知りたい情報がすぐ見つかるから自分で解決できる、便利になった」という声が出ています。特に若手社員中心に多く利用されており、経験年数の差を補いながら、不明点を自己解決できる支援ツールとして現場に定着し始めているのではないかと思います。

店舗での自己解決力向上に伴い、本部への問い合わせが半減。特にレジ関連の緊急対応が減り、休日対応の負担も軽減されました。

【レジ関連問合せ担当者での対応件数】
・2024年5月時点:28件
・2025年5月時点:14件

問い合わせ内容も「そもそも使い方がわからない」のような漠然とした質問が減り、「マニュアルを見たが不明点がある」といった具体的なものが増えたことで、1件あたりの対応時間も短縮されました。

更新のしやすさ向上

國松様:PowerPointやEXCELでは、レイアウト崩れが課題でしたが、COCOMITEではフォーマットが統一されており、更新が簡単です。現場からの意見もすぐ反映でき、更新頻度が向上しました。

インタビュー風景
インタビュー風景

店舗での活用事例

イレギュラー対応も自己解決

実際に店舗でどのようにCOCOMITEを活用されているのか、名取店の澁谷様にお話を伺いました。

澁谷様:COCOMITE利用シーンで一番多いのは、イレギュラー対応です。例えば、セルフレジの自動釣銭機で「empty」表示が出た際、COCOMITEで該当マニュアルを検索し、問題を即時解決できました。ジャンル別にフォルダ構成されているので、検索でヒットしない場合でも情報を探しやすく、バックヤードやレジ横のPCで即時参照しています。 導入前は紙マニュアルから知りたい情報を探すのに時間がかかり、最新版でないことも多く、結果的に人に聞く対応が主流でした。属人化した情報は正しくないケースもあり、課題でした。 今は、COCOMITEで見たい情報にたどり着くので「困ったらまずマニュアルを見る」が全スタッフ共通の習慣になってきています。

<COCOMITEでOJT。店舗内問合せ半減・1件当たりの対応工数1/3へ>

パート・アルバイトからの問い合わせ件数が、リーダー層1人あたり週5〜6件から3件前後に減少*。問合せ内容も「マニュアルを確認したが不明点がある」といった質の高いものに変化し、回答準備時間も30分から10分に短縮しました。

*名取店の場合、リーダー層3名在籍のため、合計して週15~18件から9件前後に減少

澁谷様:COCOMITEで自己解決する割合が増えたのだと思います。私自身も忙しい上長に質問しづらい場面でも自己解決でき、新たな学びにつながりました。「COCOMITEにOJTしてもらった」感覚です。

情報の充実が利用促進に貢献

COCOMITE内の情報が充実しているため、検索しても情報が見つからないことがほぼなく、利用が定着。マニュアル未掲載のイレギュラーな事象にも本部で即時対応、後日マニュアルが新規作成されるなど、現場の信頼を得ています。

澁谷様:売り方が特殊で数年に一度しか対応が発生しないようなケースでも、処理方法マニュアルが掲載されていて驚きました。マニュアル未掲載のかなりイレギュラーな事象発生時も、即時で対応方法が共有されると共に、後日マニュアルが新規作成されました。正直、これまでの紙でのマニュアルは使いづらかったので、COCOMITE導入はありがたかったです。便利さを実感し、他メンバーにも利用を促しました。

不明点は「人に聞く」から「COCOMITEで調べる」へ

本社の教育プログラムの中で、COCOMITEを参照する導線が整備され、新人教育にも活用可能に。セルフレジのレクチャー動画を見てからOJTを行うなど、教える側・教わる側双方にとってポジティブな変化が生まれています。

澁谷様:新人への声がけ方法が「不明点があったら聞いてください」から「調べてください」に変化しました。店長や社員が忙しそうなときは聞きづらいので、COCOMITEで調べて自己解決できるのは安心だと思います。教える側としても「自分に聞きたそうだけど手が離せない」状況の際、申し訳ないので、COCOMITEの存在がありがたいです。

成果拡大に向けた今後のアクション

さらなる現場浸透。全社一丸で利用促進へ

松崎様:現場への浸透が最も重要です。利用率向上を促しつつ、現場の意見収集と反映を継続していきます。

國松様:COCOMITEで音声入力やAI活用等による検索性向上が進むと嬉しいです。いつでも利用状況を確認できるダッシュボード機能リリースも期待しています。

澁谷様:新店舗オープンに向けて、研修時にCOCOMITEを積極的に活用したいです。COCOMITEが業務に必要不可欠な存在になっている、溶け込んでいると感じています。知りたいとき、本当に知りたい情報にたどり着けるツールはなかなかないと思うので、これからも活用しています。

未来屋書店 平川社長の後押しもあり導入が決まったCOCOMITE。店舗での活用が進み、問い合わせ工数の削減など業務効率化・生産性向上の効果が現れています。社長自身も「COCOMITEに書いておこう」と発言されるなど、全社的な活用が浸透しつつあり、さらなる生産性向上を目指されています。

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