株式会社森組様全社規模で社内文書を一元管理。
直観的な操作性でアクセス向上&問い合わせ削減

創業120年を超える老舗ゼネコンである株式会社森組様では、全社的な情報共有基盤の再構築と若手社員の育成強化を目的にCOCOMITEを導入。

マニュアルや社内文書、報告書などの一元管理とOJTに依存しない教育環境の構築を目指し、ナレッジの可視化と運用最適化を推進しています。

今回は、マニュアル整備や運用を担当する藤井様・上垣様・堀田様にお話を伺いました。

森組ご担当者様

まとめ

  • お客様名株式会社森組
  • 業種建設業
  • 課題既存マニュアル運用システムの陳腐化、若手の自己学習促進
  • 目的社内文書の一元化と、欲しい情報にすぐアクセスできる教育環境の整備
  • 効果最新情報の一元管理による、現場の自己解決促進・問い合わせ削減、版管理効率化
  • 展望COCOMITEを活用した自己学習による、技術者の育成・教育の強化
インタビュー風景

導入前の課題

10年以上前の旧システムから脱却し、検索性を高めたい

10年以上前に開発された 既存のマニュアル運用システムでは、文書・解説・様式を一体で扱う運用が実現できず、情報の分断が課題に。

藤井様:以前のシステムでは、マニュアルに関する文書・解説・様式を三点セットで運用していましたが、検索時にファイル単体しかヒットせず、十分な活用ができていませんでした。

そのため機能面でも老朽化が進み、陳腐化した仕組みから脱却する必要があったのです。

現場が点在する中で、自己学習を促進する教育環境を構築したい

集合研修が難しい建設業の現場において、OJTに頼らない育成環境を整えるため、「必要なときに、必要な情報にアクセスできる仕組み」が求められていました。

藤井様:当社のようなゼネコンは全国に事業所が点在しており、若手向けの集合研修の実施にも苦労している状況です。そのため、若手社員が自分のタイミングで自己学習できるオンデマンド型の教育環境が必要でした。集合研修と併用できる仕組みとしても活用したいなと思っていました。

このような背景から、マニュアル管理と教育用途の両方に対応できるクラウド型ツールであるCOCOMITEにたどり着いたのです。

COCOMITE導入の決め手

機能・使いやすさ・信頼性のバランスと、柔軟な対応力

複数のツールを比較する中で、操作性や開発対応の面からCOCOMITEを高く評価されました。

藤井様:半年かけて4つのツールを比較検討しましたが、他社はPDFの添付が不可や動画偏重、UIが複雑といった難点がありました。その中でもCOCOMITEは最もバランスが取れていたので導入を決断しています。

さらに、私たちが伝えた課題に対して、開発側と即時連携し、素早く機能改善・反映してくれるレスポンス力が印象的でした。また、森組全部門の企業データを永続的に預けるため、老舗企業であるコニカミノルタさんが提供しているサービスである点も、安心して任せられる要素でした。

導入の効果

全社導入でも混乱ゼロ。直感的な操作性と情報到達性を実現

導入直後からクレームなし。直感的な操作性と統一されたフォーマットにより、スムーズな社内展開が可能になりました。

藤井様:全社一斉導入でしたが、トラブルもクレームも皆無でした。COCOMITEは共有フォルダのように扱える操作性で、ユーザーもすぐ馴染めた印象です。それだけシンプルかつ分かりやすく、完成度が高いシステムなのだと感じています。

「欲しい情報にすぐたどり着ける」という利用者の声も寄せられており、満足度の高さを実感しています。特に、安全関連部署ではマニュアルの整備・発信が積極的に進んでおり、情報基盤としての役割が高まっています。

閲覧数の“見える化”で、利用実態の把握が可能に

どのマニュアルが見られているかを把握でき、ナレッジ活用の評価・改善がしやすくなりました。

堀田様:以前は発信したマニュアルが活用されているか不明でしたが、今では閲覧数をマニュアル別・月別に確認できるようになり、活用されている実感が持てます。

版管理の混乱を解消。問い合わせも激減

「最新版ですか?」という確認が減り、全社的に情報精度への信頼が高まりました。

上垣様:COCOMITE導入前は、毎月「これは最新版ですか?」という問い合わせが複数件ありました。今ではそれがほぼゼロに。

イントラネットとの連携で更新負荷を削減

COCOMITEで生成したリンクをイントラネットに掲載する運用に切り替えることで、更新工数が大幅に軽減されました。

藤井様:部署ごとにイントラネットを更新・管理していましたが、文書の複製が発生し、版の管理が難しくなっていました。

現在は文書の作成・管理を担当部署に集約し、COCOMITEから共有リンクをイントラネットに貼る形に変更。既存のイントラネットとCOCOMITEを組み合わせた運用で、イントラネット自体の更新頻度が下がり運用が楽になりました。

インタビュー風景
インタビュー風景

マニュアル運用で大切にしていること

重複文書をなくす仕組みと、“見やすさ”へのこだわり

作成部署の明示と画一フォーマットで、ユーザー負荷の少ないマニュアル運用を実現。

藤井様:「この文書はどこが作ったのか」を明確にするため、部署名アイコンをマニュアルタイトルに表示しています。これにより重複や類似文書の発生を防いでいます。

また、個性が出すぎたマニュアルはユーザーにとって負担です。COCOMITEでフォーマットが統一されたことで「ユーザーにとって見やすいマニュアル」を叶えでき、ストレスの少ない運用が実現できています。

成果拡大に向けた今後のアクション

OJT+自己学習を支える仕組みへ。

技術継承・若手育成を推進するため、教育用途でのCOCOMITE活用を強化へ。

藤井様:現在はナレッジの蓄積フェーズですが、今後は新入社員や若手の育成にCOCOMITEを活用していきたいと考えています。自己学習を促進し、OJTに依存しない教育環境をさらに整備する予定です。

上垣様:現場は多忙で現場技術者向けの講義を見られないこともあるため、録画をCOCOMITEで共有し、必要なときに参照できる仕組みを構築したいと考えています。さらに、長尺の動画を分割し、文字説明を加えて手順書化するなど、多様な教育方法を展開していきたいです。いつでも手順書や教育動画を閲覧することができれば、「若手社員、現場社員の教育環境が整っています。」という点でも会社のアピールができると考えています。

堀田様:COCOMITEと既存の研修施策を組み合わせ、社員に良い刺激を与えつつ、COCOMITE上でも学びを提供できる仕組みを構築できれば良いなと感じています。

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