
株式会社TVE 様 導入事例“継続できるマニュアル運用”で、人事総務のジョブローテーションが本格始動。メンバー不在時も業務が止まらない体制へ。
「突然の休暇でも業務に穴が空かないようにしたい」
「メンバーの退職・長期休暇時も業務引継ぎをスムーズにしたい」
「誰が担当しても、ミスなく同じ品質で業務を回せるようにしたい」
そのような思いから、TVE様(人事総務課)では「継続できるマニュアル運用」をテーマに、COCOMITEを導入されました。
ExcelやWordでのマニュアルづくりに限界を感じたことをきっかけに、複数ツールを比較検討。ステップ構造とシンプルな画面設計により、作りやすさと統一感を両立できる点を評価してCOCOMITEを採用されました。
その結果、マニュアル作成時間は従来比で半分以下に短縮され、導入当初目標に掲げていた1年間での作成数を、導入から数ヶ月で達成。
現在は、COCOMITEを軸にジョブローテーションが動き始め、「誰が休んでも業務が回る」体制づくりが着実に進んでいます。

まとめ
- お客様名株式会社TVE
- 業種製造業
- 課題・部門全体で共通のマニュアルがなく、個人作成に依存していた
・口頭・OJTベースの引き継ぎが中心で、属人化・ミスのリスクが高かった
・Excel/Wordによるマニュアル管理が煩雑で、「継続運用」が難しかった
・ジョブローテーションを構想していたが、マニュアル不整備がブレーキになっていた
- 目的・「継続できるマニュアル運用」を実現し、誰が抜けても回る人事総務課の体制をつくること
・給与計算など「絶対に間違えられない」業務を、ジョブローテーションできるレベルまで標準化すること
- 効果・マニュアル作成時間を従来比で、少なくとも1/2に削減
・部として目標に掲げていたマニュアルの作成数を、導入から数ヶ月で達成。マニュアル作成・更新が週1ペースで発生している。
・COCOMITEで作成したマニュアルを活用して、労務業務の一部を採用担当に引き継ぐなど、ジョブローテーションがスタート

導入前の課題
標準マニュアルがなく、「引き継ぎのたびに探り探り」だった
TVE様 人事総務課は、労務、採用、総務の三本柱で構成され、部長・課長・派遣社員を含む9名体制で日々多岐にわたる業務を担っています。
労務担当の奥村様・村田様は、入社当初、部門全体に共通する標準マニュアルがほとんど存在しないことに大きなギャップを感じたと振り返ります。
奥村様:
入社したときは、過去のデータを渡してもらい「今までと同じようにやってみて」という引継ぎ方法でした。「今からやるから見ていて」と口頭での引継ぎ、そして都度質問で覚えるスタイルだったので、その場では分かっていても、再度実行するときに「あれ?どうだったかな?」となることが多かったです。
データ上には残らない「暗黙の考え方」が多く、業務の属人化と抜け漏れリスクを常に抱えた状態でした。
Excel/Wordでの自作マニュアルは「管理が大変で続かない」
こうした状況を改善しようと、奥村様はまずExcelやWordでマニュアルのひな形や管理表を自作し、運用を検討しました。
奥村様:
「マニュアルを整備する必要がある」という話は、以前から部内でも話に挙がっていました。マニュアルに関するセミナーを受講したことをきっかけに、重要性を再認識し、まずは自力でマニュアル整備に取り組み始めました。Excelでマニュアルの雛形を作ったり、管理表を作ってみたりしました。しかし、改定履歴をどう残すか考えたり、マニュアルの見た目やフォーマットを全員に守ってもらうにはどうすればいいか…など、対策するべき事項が多く出てきました。自分でも「面倒だ」と感じる運用を、部単位で取り組む・今後も継続していくことを考えると難しさを感じました。「継続できるマニュアル運用には、専用の仕組みが必要だ」と感じ、マニュアルツールの検討のきっかけになりました。
TVE様にとって、「作ること」だけでなく「継続できるマニュアル運用」に乗せられるかどうかが、重要なテーマだったのです。
ジョブローテーション構想を支える仕組みがない
人事総務課では、「誰が抜けても業務が回る環境を作りたい」という方針があり、労務・採用・総務の間でのジョブローテーションを構想していました。
村田様:
退職や、長期的にお休みされる方がいる際にも、余裕をもって引継ぎ等ができる体制を整えたいという話が以前からありました。その一方で、給与計算のように「絶対に間違えられない」業務ほどマニュアルがなく、「ローテーションしたくても引き継ぎが大変」「やり方を標準化しないと任せられない」というジレンマを抱えていました。
導入の決め手
「ステップ構造×シンプルな機能」で、誰が作っても続けられる。複数ツールを比較し、「作りやすさ」と「見やすさ」でCOCOMITEに決定
Excelでの運用の限界を感じた奥村様は、Web検索などで複数のマニュアルツールを調査。比較検討やトライアルを経て、最終的にCOCOMITEを選ばれました。
村田様:
同じマニュアルをCOCOMITEと他社ツールでそれぞれ作成し比較しました。他のツールは、縦にずらっと流れていくWordのような仕様で、画像と説明文が少し離れてしまう印象でした。一方で、COCOMITEは1ステップごとにフォーマットが固定されています。左側に画像や動画・右側に説明文を配置するレイアウトなので、順を追って手順を確認しやすいと感じました。
“機能が多すぎない”シンプルさ
村田様:
他社ツールはWordのようにフォーマットの自由度があります。しかし、6人くらいが作ると、逆に個性が出てしまい、フォーマットがばらばらになりそうだと感じました。その点、COCOMITEはフォーマットが固定されていますし、編集機能が多すぎない・ちょうどいい自由度だと感じました。制限があるからこそ、楽に作成を進められます。
「継続できるマニュアル運用」を目指していたTVE様にとって、「誰が作っても似た見た目になる」「作り方に迷わない」という点は、非常に重要な決め手となりました。
少人数部署でも続けられる伴走支援
9名体制の人事総務課では、「少人数で運用できるか」「継続して使い続けられるか」も重視されました。
村田様:
一番は継続できるかどうかだったので、できるだけ分かりやすい作りのツールを選びたいと思っていました。導入時にCOCOMITEのカスタマーサクセスが、ルールづくりやフォルダ構成を一緒に考えてくれたのはすごくありがたかったです。伴走期間があるのは、今振り返っても本当に良かったなと思います。


活用されるマニュアルの運用体制づくり
DXプロジェクトのテーマとして、COCOMITE導入を推進
奥村様:
全社のDXプロジェクトの中で、「COCOMITEを導入し、マニュアル整備・運用を安定させる」というテーマで発表しました。当初掲げていたマニュアル作成数の目標を早々に達成し、右肩上がりで数が増えています。
村田様:
他の部署の皆さんの興味関心度合も高かったです。DXの一つの形として、マニュアル整備も評価してもらえたと思います。
「マニュアルのマニュアル」とTeamsチャンネルで運用を標準化
導入時は、COCOMITEカスタマーサクセスと共に、以下のような運用ルールを設計しました。
・フォルダ構成(労務/採用/総務などのカテゴリ分け)
・マニュアルのマニュアル、作成ルール作り
・公開・承認の連絡を行うTeamsチャンネルの設計
COCOMITE上には、「マニュアルのマニュアル」として、タイトルの付け方やアイコン、口調(「〜する/〜しない」)、注意書きの書き方などをまとめたドキュメントも作成されています。
村田様:
作る側としては、ある程度制限をつけてくれていたほうが楽なんです。言葉遣いや文体なども統一できた方が読みやすいため、最初にルールを定めておいて良かったです。
さらに、Teamsに専用チャンネルを作成し「新しいマニュアル作成→承認依頼→承認完了→公開」という仕組みを構築されました。
村田様:
COCOMITE専用のTeamsチャンネルは、週1くらいのペースで何かしら動いている感覚です。他のメンバーが新しいマニュアル作成をしていることに全員が気づけるので、モチベーション維持という点で効果的だと感じています。
「業務しながら作る」「教わった人が作る」で、ジョブローテーションと両立
実際のマニュアル作成では、「業務をやりながら作る」スタイルが醸成され始めています。特に年末調整のような年1の業務では、対応をしながら、画面キャプチャ撮影・マニュアル作成をされています。
村田様:
年末調整の処理をしながら、ダブルモニターでCOCOMITEを開いて、忘れないうちにスクリーンショットを貼っていきます。終わったあとに思い出しながら作るよりも、来年の自分のために今記録しておくイメージです。
奥村様:
ジョブローテーションを見据えた「教わった人がマニュアルを作る」方式も取り入れています。
例えば、私がExcelで作っていたたたき台をもとに引継ぎをし、引き継ぎを受ける側がCOCOMITE上にマニュアルを整備。その際の承認者は前任者である私が務めます。
教えた内容がちゃんと伝わっているか、理解できているかの確認にもなり、非常に有効だと感じています。教えてもらった人は初心者目線でマニュアルを作れるので、将来的に引き継がれた方にとってもわかりやすい内容になっていると感じています。
さらに、「業務内容のチェックをする側もマニュアルを見る」運用も定着しつつあります。
奥村様:
たとえ前任者として内容を分かっていても、やってもらった業務内容の正誤をチェックするときはあえてマニュアルを開きます。「注意」と書いてあるポイントを見ながら確認できるので、チェック観点が揃いますし、イレギュラーが起きたらステップ内に追記していくことで、マニュアル自体も育っていきます。
導入の効果
マニュアル作成時間1/2に削減
奥村様:
ExcelやWordで作っていたときと比べると、少なくとも半分以上は作成時間が少なくなっている感覚があります。フォーマットをゼロから考えたり、画像や文字の位置を細かく調整したりする必要がないので、マニュアル作成時間は圧倒的に短くなっていると思います。
自由度が高いがゆえに「こだわり始めると時間がかかってしまう」従来ツールと比べ、COCOMITEはあえて機能を絞ることで、「作ることに迷わない」環境を実現しています。
「継続できるマニュアル運用」を重視するTVE様の狙いにフィットした構造になっています。
COCOMITEがあったからこそ、ジョブローテーションが動き始めた
最も大きな変化のひとつが、ジョブローテーションの具体的な動きが始まったことです。
奥村様:
COCOMITEを導入したことがきっかけで、以前から取り組みたいと思っていた部内のジョブローテーションが実現しています。引き継ぎが大変なので腰が重い節がありましたが、COCOMITEでマニュアル作成することで実現に踏み切ることができました。現在は、労務側で手一杯だった業務の一部を採用担当に引き継ぐ動きが始まっていて、そのためのマニュアルもCOCOMITEで整備しています。
奥村様:
一度ローテーションで別の担当者が業務を経験しておけば、現担当者の急な不在時も、前任者が「COCOMITEのマニュアルを見ながら、以前やっていた業務を再現できる」状態になります。急な異動や休みが生じても業務の穴が空きにくくなります。
また、引き継ぎのたびにマニュアル化・更新が進むことで、業務の見える化も加速していきます。
間違えられない業務でも、「マニュアルを隣に置いて安心して進められる」
「絶対に間違えられない」業務でも、COCOMITEは心強い存在になっています。
村田様:
給与計算のような業務は絶対間違えられないので、COCOMITEのマニュアルを隣に置いて作業しています。慣れてしまうと感覚や記憶頼りで作業してしまい、あとから抜け漏れやミスに気づくこともあるので、マニュアルを見ながら作業する重要性を感じています。
また、チェック側の視点でもCOCOMITEが活用されています。
奥村様:
村田さんが処理するときも、私がチェックするときも、同じマニュアルを見ながら確認できるのは良いポイントです。イレギュラーが起きたら、「次は気をつけよう」というポイントをマニュアルに追記していけるので、ナレッジの蓄積にもつながっています。


成果拡大に向けた今後のアクション
「誰が休んでも同じレベルでこなせる」人事総務課を目指して
奥村様:
一番の目標は、「誰が休んでも同じレベルで業務をこなせる体制」を作ることだと思っています。今のうちからCOCOMITEを活用した業務ローテーションを進めて、突然人が抜けても耐えられるよう備えたいです。
奥村様:
マニュアルがあることで、属人性が解消され、部門としての安定性や生産性が上がっていくことを期待しています。
村田様:
前職では、給与計算の一連の流れのマニュアルがありましたが、TVEでは全員が統一して使っているマニュアルはなく、奥村さんが自分で作成したマニュアルを活用して引継ぎをしてくれました。ほかの業務では、口頭ベースでの引継ぎのものもありました。