
コニカミノルタジャパン株式会社 ヘルスケアカンパニー IoT事業統括部 病院戦略部 導入事例営業ノウハウを継承できる資産へ。若手のスキル底上げを支えるCOCOMITE活用
コニカミノルタジャパン株式会社 ヘルスケアカンパニー IoT事業統括部 病院戦略部では、対面中心のOJTがコロナ禍以降で少しずつ変化する中で、営業ノウハウの共有とスキル習得が課題となっていました。そこで、若手向け教育の底上げを目的に、営業ロールプレイング、ヒーローインタビュー(成功事例)、製品説明概要等を動画化し、COCOMITEに集約。継続的な教材作成と周知促進を進めた結果、「自分の言葉で説明でき、自信が持てた」「提案意欲が上がり、活動量を増やせた」といった声につながっています。

まとめ
- お客様名コニカミノルタジャパン株式会社 ヘルスケアカンパニー IoT事業統括部 病院戦略部
- 業種ヘルスケア(デジタルX線画像撮影、医療情報システム等医療IT)のマーケティング部門
- 課題営業スキルの属人化、若手営業の育成標準化、対面OJT以外の教育手法の確立
- 目的入社5年目までの若手を中心に、営業トークや提案の勘所を動画で共有し、営業力の底上げにつなげること
- 効果・提案時の自信や全社的なスキルアップの第一歩につながった
・他部門を巻き込んだ継続可能な運用基盤ができた

導入前の課題
教え方の差が、そのまま営業スキルの差につながっていた
製品説明中心の教育では、若手が営業の前提をつかみにくかった
大舘さん:従来のオンライン教育は製品説明が中心でした。製品の特徴や価格、売り方を伝えるだけでは、医療機関向け営業に必要な業界の背景・基礎知識や会話の切り口までは補いきれません。そこで、営業の進め方そのものを共有する必要があると考えました。
教育動画を作っても、形骸化する懸念があった
大舘さん:若手層からは「お手本トークやロールプレイングを動画で見たい」という声が上がっていました。ただ、動画をストレージに格納するだけでは時間とともに埋もれる懸念があり、後から探して見返せる環境が必要でした。
導入の決め手
属人化を解消する基盤として、自部門の課題に重ねられた
大舘さん:自社商材としてCOCOMITEは知っていましたが、工場や店舗で使うマニュアル用途のイメージでした。実際に説明を聞くと、「属人化した情報を残し、再利用できる状態にする」点が「セールスが欲しい情報がすぐに見つかるプラットフォーム構築」という課題と重なり、ツール検討に至りました。
直感的に使える操作性が、導入後の運用イメージにつながった
大舘さん:COCOMITEのデモを見たとき、作成方法が直感的に理解できました。操作説明がなくても使えそうで、複数人でも無理なく作成・更新を回せそうだと思いました。継続運用できるイメージが持てました。
利用実態を分析しながら改善し続けられる
大舘さん:主な対象は約200人の営業メンバーです。誰がどのコンテンツを見ているのかを把握できることが重要でした。活用実態を見ながら運用を改善していけることが、導入を後押ししました。


活用されるマニュアルの運用体制づくり
最初が肝心。役立つ教育動画を整えたうえで、約200人へ展開
<導入の流れ>
・2025年2月下旬~:一部メンバー向けトライアル開始、初期コンテンツ整備
・2025年4月:営業向けキックオフ、テスト運用後にアンケート実施
・2025年5月~:本格活用
大舘さん:役立つコンテンツを入れた状態で初期から展開することで、「COCOMITEを見れば、自分が欲しい情報がある」という認識の浸透を狙いました。
大舘さん:フォルダ設計は専任メンバーにサポートしてもらいながら進めました。検索に引っかかりやすい言葉も入れ、「公開した瞬間に使える状態」を目指しました。若手向けに展開する前に、ベテラン層にも見てもらい、活用イメージが持てるかを確認した点も工夫です。テスト運用後にアンケートを取り、反応を確認したうえで本格活用へ移行しました。チェックポイントで成果を確認しながら進めることで、経営層に対しても活用効果の理解を得ることができました。
中野さん:制作は部内の複数人で分担し、月1本を目安に更新しています。ヒーローインタビューや製品説明、セールストーク動画などを作成し、メルマガで周知しています。興味を持ってもらえるような件名・文章になるよう工夫しています。
大舘さん:閲覧ログは月次で集計し、支社別や年次別の傾向も見ています。集計結果は、社内会議への報告にも活用しています。
ユーザー管理を抱え込まず、他部門と分担する体制へ。
COCOMITE活用範囲を事業推進部に広げ、入退社に伴うユーザー管理を委任するなど、営業組織のみに閉じない運用へと拡大し、現在は約800名規模で活用しています。
大舘さん:リアルタイムで発生する新入社員の入社にあわせてユーザーを管理するには、従業員データを持たない私たちの部門だけでは限界がありました。そこで、従業員情報を管理している事業推進部にも声をかけ、事業推進部側でも部内・全社向けのマニュアル整備にCOCOMITEを活用してもらう代わりに、入退社に応じたユーザー登録・管理を担ってもらう体制にしました。他部門を巻き込みながら運用する形が、継続活用の支えになっています。
大舘さん:全社員必須のコンプライアンス研修をCOCOMITEに掲載できたことも、運用面での後押しになりました。必ず確認するコンテンツがあることで、COCOMITEにアクセスし、ログインする習慣づけにもつながったと感じています。
導入の効果
提案時の迷いを減らし、若手の自信醸成につながった
中野さん:以前は、営業の切り口や話し方が対面の場に依存していました。COCOMITE導入後は、それらを動画として共有できるようになり、若手が提案場面を具体的にイメージしやすくなっています。
<アンケートで得られた声(一部抜粋)>
・ロールプレイング動画を参考に、お客様へアプローチできた。
・成功事例のヒーローインタビューを見て提案意欲が上がり、活動量を増やすことができた。
・製品の特徴を自分の言葉で説明できるようになり、自信が持てた。
・製品基礎コンテンツを視聴し、具体的にお客様へ製品紹介ができるようになった。
大舘さん:全員が同じコンテンツを活用することで「共通教材をもとにスキルを底上げしていく状態」へと進んでいます。
「その場限りの教育」から、「残り続ける営業ナレッジ」へ
導入後は、COCOMITE上に残すことで、時間がたっても参照できる営業ナレッジとして蓄積しやすくなりました。事業推進部のマニュアルや新人教育にも広がっている点からも、運用基盤として根づき始めていることがうかがえます。


成果拡大に向けた今後のアクション
若手メンバーを中心とした、さらなる閲覧・活用促進
大舘さん:業務の中で自然に教材を見られる状態を目指しています。対象者へのヒアリングでは、「忙しさの中で後回しになりやすい」ことも見えており、「教材を見る時間を業務の中でどう確保するか」が論点として挙がっています。
他ツールを組み合わせ、視聴から実践まで導線を広げる
大舘さん:動画教材の視聴で終わらず、ロールプレイングなどの実践までつながる導線をつくる予定です。理想は、必要な情報に迷わずたどり着けて、学びと実践が自然につながる状態です。
大舘さん:コロナ禍をきっかけに、対面で同行しながら学ぶ形が取りにくくなり、日々のやり取りはチャットやメールへと変化していった気がします。その結果、教え方や学び方が人によって異なり、入社5年目以内の若手やキャリア入社者のスキルにも差が出やすくなっていました。営業活動の質は予算達成にも影響するため、営業スキルを底上げできる仕組みが必要でした。